OS には、システムにとって必要不可欠なファイルやそれに準ずる重要なファイルをユーザーが誤って削除、書き換えしないように、ファイルを隠す機能が付いています。macOSでもこれらのファイルは初期設定で不可視になっています。ただ、不可視化された設定ファイルなどを確認したいケースもあるので、一時的に見えるようにする方法です。

見えるようにする

● 「ターミナル.app」を使用してコマンドで設定を変更します。「
ターミナル.app」の場所は、［アプリケーション］→［ユーティリティ］になります。

● 「ターミナル.app」を起動したら、次のコマンドをコピー&ペーストするか打ち込み、［return］キーを押してコマンドを実行（以下同様）します。

defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles true

● 同様に次のコマンドをコピー&ペーストするか打ち込んで、［return］キーを押して「Finder」を再起動します。

killall Finder

これで不可視ファイルが可視化されます。

元の不可視ファイルに戻す

● 次のコマンドをコピー&ペーストするか打ち込んで、［return］キーを押します。

defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles FALSE

● 同様に「Finder」を再起動します。

killall Finder

 

以上が、Macの古くからの「不可視ファイルも含めてすべて表示させる」コマンドになります。最近では、キーボードショートカットを使うのが主流です。「不可視ファイルを表示させる」キーボードショートカットに付いては、私のブログ「Macな小心者のタウンロード」でやや詳しく掲載しています。

注意：コマンドを使った設定変更などは、トラブルを引き起こす可能性もあります。ここに記載したコマンドのご利用は自己責任でお願いします。